ヴィジュアル系バンドの本質とは

ヴィジュアル系バンドの本質とは

人によっては理解し難い文化というものはある、世界各地に広がる異文化もそうだが自国においても認識外とみなされるアングラさは何処にでもあるもの。その中の1つである『ヴィジュアル系バンド』という存在、このサイトではそんなV系バンドについて考察していくサイトとなっています。

ヴィジュアル系バンドの本質とは

バンドやろうぜ!

高待遇&好条件の客室乗務員 転職情報を厳選してご紹介します!

V系バンドについて考える

90年代による大ブーム

ヴィジュアル系バンドとは、見た目がとにかく派手であり、中世ヨーロッパの世界観をイメージしたようなパンクな出で立ちがモチーフとなっている。それらは耽美主義によるところの、一般道徳論では語ることの出来ない、文字や絵といった既存の表現では例えようがない、形と色によって再現される美というものらしい。ここまで話してもよくわからないという人もいるはず、なのでそういう人たちはとにかく普通の人には出来ないような派手なルックスになって、過激に歌い楽器を演奏する人々と見てくれていいでしょう。

X JAPANのブレイクによってヴィジュアル系バンドが世間一般へと広まり、さらにMALICE MIZERによってこれこそヴィジュアル系バンドといわんばかりに完成されたバンドスタイルを確立したことにより、ジャンル共々一世を風靡することとなる。そのため、この2つのバンドが特に隆盛を築き上げたのが90年代、この時代青春時代を謳歌していた人にとっては懐かしい記憶だったりするのではないだろうか。個人としては、MALICE MIZERのPVを見た時には思わず、

『お母さん、変な格好した人たちが音楽に歌っているよ』

などといっていたものだ。この発言に親は苦笑いとともに、世の中には知らなくても良いことがあるといった姿がある意味印象的だったりする。ただX JAPANとMALICE MIZERの2つを比べるだけでも、かなり違いがある。前者は完璧な『ロックバンド』として構築され、後者は『究極的なヴィジュアル系バンド』として地位を確固たるものとした。一見すると同一のように見えるが、同じようにカリスマ的人気を獲得してはいたが、X JAPANは国民的人気を獲得するまでにその音楽性であらゆる年代の男女を虜にしていった。対してMALICE MIZERは世間に知られるようになったものの、人気という意味ではX JAPANとは天と地ほどの差を生み出し、一部の特定したファン層に狂信的とも言える人気を誇ってはいたが、大衆向けではない。

90年代はヴィジュアル系バンドが次々台頭してくる時代だ、音楽に興味のあった人は音楽番組に出場する奇抜なファッションをしていた人たちに心当たりはあるだろう。良くも悪くも90年代とは音楽シーンにおいてこうした側面があったことを少し考えてみる。

エレキギター教室

90年代に登場したアーティスト

90年代、X JAPANやMALICE MIZERの後に続けとばかりに様々なヴィジュアル系バンドがデビューを果たしている。その中には現在でも活動しているバンドもあれば、活動休止、もしくは解散を選択したバンドなども存在している。具体的に例として挙げていくと、こんな感じだ。

  活動開始 現在
黒夢 1991年 活動中
SOPHIA 1995年 活動休止
SHAZNA 1993年 解散
DIR EN GREY 1997年 活動中
PIERROT 1996年 解散
La'cryma Christi 1991年 解散

主に有名な人たちを挙げていくが、心あたりがあるバンドばかりだろう。中にはMALICE MIZERよりもデビューの時期が早いバンドも存在しているが、そうしたバンドも現在は解散や活動休止などの状況に陥っている。90年代において台頭してきたビジュアル系バンドは引く手数多だ、当時はそこかしこのライブハウスで似たようなヴィジュアルをしたバンドがライブハウスを闊歩する姿が見受けられるほど、日本の音楽文化においてはある種のブームメントを巻き起こした。

音楽番組での異質さ

こうしたバンドがもてはやされるようになると、必然とメディアも彼らの音楽性などに注目して取り上げるようになる。特にテレビからすれば存在感だけでも抜群となっているため、派手な演出や画を求めている業界にすればこの上ない最高の演出になるだろう。

話は少し変わるが、90年代といえばちょうど日本を代表する真の歌姫といっても差し支えない『宇多田ヒカル』がデビューした頃でもある。デビューしたばかりの頃はメディア出演を控えており、その存在が大黒摩季さん並みに稀有だったため、どうなってんのと騒がれていましたが満を持してテレビ初出演をした時の映像は、実に初々しい女子高校生そのものだった。その番組で、はっきりと覚えてはいないがヴィジュアル系バンドが出演していた事を覚えている。派手な絵面で原色カラーをしたヘアスタイルと白塗りの芸姑さんみたいな姿をしたオッサン集団と、黒髪に眉も黒く細くない宇多田ヒカルさんとのギャップが良い感じに彼女を引き立たせていた。

何なんだろうこの人達、そう思った人も少なくないだろう。ヴィジュアル面が特に奇抜な格好をしたバンドにとっては取り上げてくれるだけでも有りがたかっただろう、しかしそれもいつまでも続くことはありませんでした。

電子ドラムのすすめ

飽きてきた

90年代にとってヴィジュアル系バンドは流行の最先端として多くの人が好んでいた音楽ジャンルだった、しかしそれも2000年代へと突入してから数年の時間が経過すると、状況は一変する。いうなれば衰退の一途を辿ることになるわけだが、その理由としては派手なメイクをしていたバンドが次々と、物凄い純朴なヴィジュアル方面へとシフトしていくのです。ただそうした方向性の転換には、各々の心情も何処かで含んでいたのかもしれません。