ヴィジュアル系バンドの本質とは

ヴィジュアル系バンドの本質とは

人によっては理解し難い文化というものはある、世界各地に広がる異文化もそうだが自国においても認識外とみなされるアングラさは何処にでもあるもの。その中の1つである『ヴィジュアル系バンド』という存在、このサイトではそんなV系バンドについて考察していくサイトとなっています。

ヴィジュアル系バンドの本質とは

バンドやろうぜ!

    V系バンド ミサルカ

    アングラ文化で活躍するバンド

    いつの時代になっても自分が理解できるものとそうでないものという物は常に存在しているものです。価値観に沿った存在であればたやすく受け入れることは出来る、反対に自分という個を通して見ても理解の範疇に超えた存在を、是として肯定することは人にとって非常に困難だ。逆に困難であっても、日常生活において受け入れなくては生きていく上で不便さが生じてしまうこともある、一番身近な例でいうと科学技術の発達による通信機器などが一番いい例だろう。この場合は受け入れざるをえない上、使い方を最低限マスターしなければいけない。10代から40代後半ぐらいまでの人々にすればそれほど難しいことではありませんが、それ以降の人には辛いものがある。世の中は常に変革していく、普遍や恒常といったものはほとんど存在していない。目に見えているものが全てではないため、微弱な変化をする日常を生きていると思うと、日々の風景も異なって見えてくるものだ。

    ここまでの話は、あくまで人が生きていく上で必要なものの範囲での話になる、それ以外の娯楽という側面に特化した文化となるとどうだろうか。そうした文化があるというのを理解すること自体、難しいと感じるだろう。ある時ふと、テレビを見ていたら今まで見たことも、聞いたこともないブームメントが世間で話題となっている、なんて経験は誰でもあるはずだ。特に中高齢の方々には多いと思う、若者と呼ばれる文化は常日頃から先進的に進みすぎている面が強い。それらを一文化として理解して享受する、なんてことは誰もが出来る事ではありません。ですがそうした文化は同世代の若者を共感で響かせる、というものでもない。実際は理解する事ができないと思っている人もいるだろう。その代表的なものとして、『ヴィジュアル系バンド』という文化という例を挙げてみる。

    こう言っては何だが、かなり異色な文化といえるだろう。ただ中にはそれなりに有名な人々も存在しているため、現在活動しているアーティストを知らなくても、長年活躍している往年バンドであれば知っていると答える人もいるはずだ。文化として見てもいい、しかし実際文化を通り越して崇拝に近いくらいの敬愛を持てるかどうかと聞かれると、そこから先が分岐点となるはず。

    ヴィジュアル系という音楽を好きになる、というのは難しい。大衆的に作成されたものであればそう難しいことではありませんが、絶賛独自路線で活躍中のバンドともなるとそれは一般という人々から認知されても、理解はされない場合が多かったりする。今回はそんなアンダーグラウンドな文化で活躍する『ミサルカ』というヴィジュアル系バンドを取り上げて、ヴィジュアル系音楽からバンドについて考えてみよう。

    ミサルカというバンド

    ミサルカ、という名称で活動しているヴィジュアル系バンドを存じている人がどれほどいるのかという予測を立ててみようと思う、恐らくは本当にこの業界に対して好意を持っている人ぐらいのはずだ。昨今、音楽業界はここぞとばかりに不況の嵐となり、CDも所謂知名度のある人達ぐらいか、もしくはなにかしらのタイアップによってといったくらいしか、今のCDは売上を伸ばすことは出来ない実情だったりする。

    世知辛い部分が出てくる業界となっていますが、ともかくバンドについて紹介していこう。このミサルカと呼ばれるバンドは今から7年前、2008年にインディーズデビューを果たしているビジュアル系バンドとなっている。総体的に見ればまだまだ新しいバンドといってもいいだろう、そんなバンドだが、一時メンバーの1人が脱退してしまって活動休止に追い込まれるが、翌年には新メンバーを動員して活動を再開している。そして現在でも精力的に活動していますが、正直いってしまうと一般大衆という目線ではあまりに見えないところで活動しているといえてしまうのはしょうがないところ。

    ヴィジュアル系バンドと呼ばれる人たちの形振りは形容し難い部分があるのも含めると、見た目のインパクトだけなら誰の記憶にも残るだろう。一部の人にすれば、まっ先に消去したいと思うかも知れませんが、それくらい鮮烈だということだ。

    活動記録

    2008年のインディーズデビューからはそこまで積極性が見られるような活動記録は確認されていない。ライブ活動など地道に行って支持層を集めていただろう、元はヴィジュアル系バンドの主戦場となる場所はライブが印象にある人も多いはず。それは2011年に活動再開してからもそうだった。この時にようやく念願のメジャーデビューへと話をこぎつけられたので、ここまで持っていく上では相当な苦労をしていたのではないか、などと考えてしまう。苦労なくして成功はないと言ったほどはないが、ヴィジュアル系バンドが立ち尽くすこととなる現実を考えると、そんな切実な部分を垣間見なければならない。

    再開してからというものの、現在2015年までは積極的に市場でも認知してもらえるよう地道に活動を続けているわけだが、インディーズ時代と比べれば格段にファン層を増やし続けている。

    楽曲の特徴として

    ミサルカを知るためにはまず、彼らがどのような楽曲を主に制作しているのかという点も知らないといけない。一時期活動休止期間が挟まっているため、再開した際にはその頃とは音楽性が少しだけ変遷してしまった。現在の音楽性で重要なキーワードとなるのは、

    ロミオとジュリエット

    となっている。シェイクスピアの代表的な悲劇の1つとしても有名過ぎるお伽話だが、さすがはヴィジュアル系バンドといったところか。コンセプトとなるテーマ性をはっきりさせながら、物語を盛り上げるために使用されている音楽は実に壮大だ。ピアノを始めとするストリングスを採用したもので、シンフォニックサウンドとバンドならではの力強い演奏が魅力的なバンドサウンド、これら2つが融合して重なりあった音楽にストーリー性を加えているのがミサルカとなっている。

    ストリングスはいいとしよう、音楽性とロミオとジュリエットというテーマを鑑みればこれ以上ないほど、悲劇を悲劇たらしめんとする効果が発揮されること間違いなしなので、非常に興味深い。ただそこへバンドならではの力強さが加わるとどうか、途端に可憐な華として描かれるジュリエットが煮え切らないロミオに対してブチ切れて、男なら決断しろとばかりに糾弾する光景が見えてくるのは、恐らく気のせいだ。挙句の果てにはジュリエットの変わり様に感化されて、ロミオもお家がなんぼのもんじゃいと豹変している姿が目に浮かんでくるようだ。

    誇張し過ぎではないかと思われるかもしれないが、何となく音楽を聞いた上で湧いてきたイメージなので、個人的な解釈と思ってくれればいいだろう。

    有名だということ

    そういうわけで、このような活動をしているミサルカも現在のヴィジュアル系バンドの中では活動・活躍をしている部類となっている。市場規模としてみれば一時期は全国的なブームとなるほど隆盛を築いた文化だが、今となると衰退してどこかアングラな面が強く出てしまっている感が否めない。それでも好いている、憧れを抱く人が年々出てくるのはそれだけ文化的に発達したという証拠だ。

    ミサルカにしてもそうだが、過去活躍していた絶大な人気を誇っていたヴィジュアル系バンドの存在感は音楽シーンとしても決して見逃してはいけないターニングポイントとなっている。